2012年4月25日水曜日

これからの「正義」の話をしよう

今日サンデル教授の「これからの『正義』の話をしよう」を読み終わりました。




いやー、時間は確かにかかったw がしかし、いい本です。
敬遠してましたけど、やっぱ良かったです。

「功利主義とは」「〇〇はこのように説き、それはなんちゃらで」とかを理解するのがきっと目的ではなく、
この本の中で問われている事に対して自分はどう考えるのか、あるいはどういう考えを持っているのかということを本と対話しながら見つけていくのが一番の目的であるように思います。
だって授業とかでも、この人の授業ってディスカッションみたいな感じで進んでいきますから。
彼が一方的に「これはああでこうで」ってやるわけじゃないんです。
そういう授業、いいですよね。と私は思うのです。


別にそれで誰かと話し合ったからって世界が平和になるわけじゃないし、世界から核がなくなるわけでもないけれど、
誰かの持ってる意見と自分の意見を交換するのって、なんかいいですよ。新しい視点が自分の中に導入されると物の見方が全然違ったりとか。



本は常に自らと対話しながら読むものだ、と誰かが(本の中で)言ってましたが、本当にその通りだと思います。というのを、この本を読んで改めて思ったり。
例題みたいなものや実際にあったケースが紹介されてて、「私ならどうするか?」と考えたり、本の中の意見に嫌悪感を抱いたり。
でも何故その考えに賛同出来ないんだろう? あるいは何故その考えに賛同するのか?
そういう、自分の考え方を言葉で解剖していくこともまた、本を読む愉しみの一つなんじゃないかなーと。
漠然とふわふわと考えているだけでは、自分のことですらつかみきれない気がするのです。

とか真面目に書いてみましたけど。


楽譜に対しても常に「なんでここは・・・なのかなあ」だとか、「こう書いてあるこの意図って何?」と問いかけ続ける事が、いい表現を生む為の手がかりなのではと考えるようになったのは、読書を今ぐらいするようになってからかなあ。

それが面白いと思うのですよ。その解剖作業みたいなのが。
それを思うと、実は研究者肌なのかもしれない?w

薄々気づいてたけど、理系でもないくせに実は研究者みたいなこと大好きなKでした。



I've finished to read "Justice"(Japanese version) written by Michael Sandel.

I needed to spend time longer than I expected and it is not easy for me.
But I think it's absolutely good book and he's describing interesting topics about philosophy and politics.
(You can see and listen to many podcast, maybe.)


Someone says that when you read a book, you should ask yourself "what do I think?" while you are reading.
Having conversation with yourself is most important to know yourself.


Why can't/can I agree with this opinion?
How will I do? How will I say about this?

I should think like that while I'm reading.
No, maybe no. not "should".

Just I like to think like that!

I often wonder that why people think so and why I think so, and I wanna know why I think so..
...you get it??

(I'm always concerning how I can describe my emotion while I'm writing.)


Lately I realized that I like to analysis way of thinking like researcher!
...Should I be researcher even if I hate science?lol


If you are interested in this book, you should read it!

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