2017年2月4日土曜日

何者

以前、とある方がこう言っておられた。

「内に秘めたアツいものがあるのなら、別にひけらかす必要はない。内にあれば良いんだ。」



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最近、「何者」という朝井リョウさん原作の映画を見ました。
それなりに、ヘビーです。原作を読まれた方はわかるかな。

最近の就活の大変さや現代の若者の抱えている葛藤とかって、SNSとか"意識高い系"とかの感覚とかって、果たしてどのぐらいの世代の人がわかるんだろうなんて思ったんですが、詳細はさておき、そういう感覚ってどの世代の人たちにもあったのかなあ。と思いながら見てました。
母も見たらしいんですけど、わかったかどうかなんてのはさておき、なんか思うところあったようで。


「最近の若者はよーわからん」という人にはもしかしたらお勧めかもしれません。




で、それを見てて思ったんです。
私はSNSを使いこなし(って自分で言うのもなんか変ですが)、Blogに至っては中学生からずっとやっているのでネットに対しての感度みたいなものが、低くはない。
いや、多分、高いんだと思います。

感度、とも言うけれど、それは同時に依存、というかもしれません。


それでも、以前までは無意識に「私こんなこと今やってます!頑張ってます」て書いてたけれど、私の中ではそれはなんというかそれを"ひけらかす""自慢する"という感じではなくて、むしろ何か一緒に頑張ろうよみたいな感覚で書いてたんです。

でもそれがだんだん、TwitterやFacebookが一般的になり、皆が「自分今こういうことしてます!」みたいなのを始めた頃から、あれ?って思うようになった。

そう、自分がどういう感覚で書いていようが、読み手側がどう捉えても自由で。
「アイツ、頑張ってますアピールがうるさいよな」
みたいに取られてもおかしくないわけです。私の意志とは反しても。
実際、だって頑張ってんだもん。


ただ、私は別にそう取られようとそうでなくても、良いと思ってます。

何故か。

その読まれ、その後私の事をどう評価されても別にそこに精神依存しないからです。

感度は高いかもしれないけれど、精神的な依存度はそんなにないんです。
(と言いながらちょくちょくチェックするし、そういう"(無意識に)開いてしまう"的な意味では依存度高いのかな?とは思うのだけど)


しかしこの「何者」に出てくる就活中の若者たちは、SNS(Twitter)で自分がこんなことを考えている、こんなことをやっている、というのを声高にアピールすることで自分を保っている。演じている。

ーというキャラクターが多くでてきて。
実際そういう人たちってよくいるらしいんですね。


なんでかな。
SNSなんて、ネットなんて、やはりリアルには勝らないのに。



そういう、ある意味私はネットでここまで自分の音楽人生も、それ以外の楽しいことも切り拓いて来たところは結構あるのに、演じて自分を誇張することには興味がありません。
だって、言い方悪いですけど所詮ツールですから。
故に、過度な期待も抱いてません。

誇張せず、あくまで等身大で、というか。
自分が思ったこと、感じたこと。それを半分は備忘録的に、半分は人に見られる/読まれる事を意識しながら、書いてます。

そうして書いていったことに共感してくれたり、同じこと考えている仲間を見つけたり、あるいはそれは違うんじゃない?という批判者も同時に探している。

そう、書くことで多分、人を探してるんじゃないかな。
自分の中の会ったことない自分、も含め。


勿論、自分が思ったことを素直に書いて、嫌だと思う人だっていると思います。
そうじゃない人も、やはりいると思います。

でも自分はこういう考えを持っていて、というのは出す出さないはさておきあることにはあるんです。皆。
それを都度出したりしまったりしながら人付き合いっていうのはするわけですが、それを出したい時に出して、出した結果嫌われたりするのなら、もうしゃーないじゃないですか。
嫌われたくない、と思って自分が思ってもいないこと、あるいは自分がしなくていいことをするだなんて、そんなのムダだと思ってしまう。

ーというのをスパッ!と書いてしまう(言ってしまう)あたり、団体行動不向きなんですけどw

いや、向き不向きではない、やろうと思えば出来ると思います。
だって出さなければ良いんだから。こういうの。

持ってて良いわけだから。アツいものは、胸の内に秘めてればいいのだから。
それを手放さなければ良いだけの話だから。




最近、やっぱりBlogを書き方はさておきちゃんと続けようかなと思ったのは、内側に何でもかんでも溜め込んでいるとやっぱり不健康だな、と思ったからです。

なんでもかんでも出せばいいってもんでもないんですけど、それでも何かを出さないと、何かを取り込もう(インプットしよう)という気にならないんですね。

そういう発想も、それこそネットが発達して何でもかんでも吐き出せるような世の中になったから、なのかもしれないけれど。
使えるものは、使えばいい。


...別にインプットをしようしよう!!とインプットすることそのものが目的じゃないんです。
自分の身体も頭も代謝よく、きちんと回すのが一番大事かなって思うんですよ。それのために何が必要?という話で。
私にとってそれの一つが、文章にする事だった、ーというのは、多分ずっと変わらない気がする。
(あ、でも中学生の時とか高校生も途中くらいまではただ愚痴とか、ただただPCに向かって文章書きたかっただけではあった。笑
でも結局、それも私の頭の中の代謝を知らず知らず上げていたのかもしれませんね。)




アツいもの、内に秘めてればいいんです。なんでもかんでもひけらかす、オープンにする必要はないと思う。その内に秘めてるものがアツければいいと思う。

でも、いつまでも出さずにただ人を眺めているだけ。それで自分の中で他人を笑っている。

それでいいのか。

自分を出して評価される側にいかないと、いつまでもただの批評家になってしまうよ。

常に出す必要はないのだけれど、出すところで出さなくていいのかな。て。


ああ、ココまで書いてわかったけれど、みんな評価されるのが怖いのかな。
だから本音を内側に隠している。でも隠しきれないからSNSとかで出しちゃう。

ねじれば、どこで何をどうして取ればよいのやら。


それなりに重めに書いてみましたけど(そうでもない?)、これを読んでるみなさんが、ねじれたりこじれたりしながらでも、健やかに生きられればそれが一番良いんだと思います。
いーじゃん、ねじれれば。
その後それをどうにかする術を身につければいーじゃん。



以上、映画って見るタイミングで受けるモノが全然違うのでちょっと注意かも? Kでした。

2017年1月の話

常々、ずっと思っていたことがあります。

「人は基本的に、受動態である」。

突然笑いだしたりとか、怒ったりしないでしょ。何かきっかけがあって笑うし、怒ったりするでしょ。
むしろ自分が何か突き動かされたりせずに、突然何かを選択してみたり、突然怒ったり笑ったりした記憶て、ないんですよねえ。

なんでこんなことをいきなり書くのか。

それは、やはり何かに突き動かされたからです。


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しばらくご無沙汰でした。またか!wてなもんですね。

11月末ぐらいにはちょっとまた毎日ブログを更新します、なんて事を書いて、またドロンしてましたね。笑
皆様、お元気でしたか?? Kです。

いやあ、いろいろあったの!ネット使えなくなったりとか!
日本離れたばかりの留学生じゃあるまい。って思ったけどホントそれだったんですから。笑
(ま、日本にいて携帯は使えたわけだから、それよりはマシか。笑
でもブログは基本的に長文になるような案件はPCを使ってしかやりません...)


んで。
1月の本番の話とかしてなかったんで、報告をつらつらっとしてみよう、と。
久しぶりに書くので、なんだか自分が書いてるのに他の誰かが書いてるみたいな、なんだこの借りてきた猫かぶってる感溢れる文章!って思いながら書いてます。
そもそも私の文体ってなんだっけ。そんなクドカンみたいな確固たるスタイルあったっけ?
(クドカンだって"確固たるスタイル"があるかどうかはう〜んどうでしょね)


まずは年始。
今年の一番最初の本番は、賀詞交歓会で演奏という、なんとも正月気分をコレ以上に味わう本番ってないんじゃないか?ってな本番でした。


私がソプラノで、もう一人女の子(後輩Aちゃん)がアルトで両端女性だねってことで、じゃあ2人で緑のドレス着て門松にするか〜って言って、そうなりました。笑

お世話になりました皆様、遅くなってしまいましたがありがとうございました!


そして関西でご活躍のサクソフォンの村田礼奈ちゃん、ピアノの佐藤亜衣ちゃんとのトリオコンサートが去る1月21日にありまして!

礼奈ちゃんは元々東京音大ご出身だったりして関わりはちょこちょこっとあったものの、演奏するのは初めまして。亜衣ちゃんは生まれも育ちも(?)関西なので、今回のこれがホントの初めましてでした。

曲目としてはアメージング・グレースや愛の挨拶などの聞き馴染みのある小品たちと、プーランクのトリオ(のだめでポール、黒木くん、のだめがやってたあれ)やら加藤さんのオリエンタル(こちらはサクソフォンの為のオリジナル作品)というやる側もなかなか(体力的に)大変じゃ〜なものを入れたりして、なかなかやりがいのあるコンサートでした。
そして聞いてくださった方からもとっても嬉しい言葉を頂けたりして、今後も益々頑張らなきゃなあなんて思った次第です。


終演後に3人で!
今回私はソプラノとアルトを曲によって持ち替え、礼奈ちゃんはそれに更にテナーも加わり3本を巧みに使い分けて演奏されてました。頭が下がる...
スタッフの皆様やお客様、そして二人ともありがとうございました!

すーごい楽しかった...! またやりましょう(ということになってるのでまたやりましょね!!)!


で、まあこの時にとある方に
「サックス界のブログ女王だよ!w」なんてふうに言ってもらえまして、最近の更新頻度はさておき中学生の頃からやってますのでまあそうなるよななんて思ったり。笑

といいつつ、最近更新してなかったので、さすがにそろそろな〜どうしよっかな〜〜と思いつつも、とりあえず仕事してますという生存報告だけはしておこうと思って、そしてネットも繋がる環境にあるので(爆)、つらつらと書いてみました。


そう、結局、ブログ女王だよ!なーんて言われて、でも書いてないんじゃあ説得力ないし、そろそろまたいろいろ何かを生産していかないとアカンなーと思い始めてるんですね。
というのに突き動かされるようにして、とりあえずひとつ書いてみました。



以上、今日の朝日新聞のインタビューで俳優の高橋一生さんが
「まず物事が合って、それに突き動かされていくもの」
と言ってて、すっごい同感だなーと思い、実はそれもBlogを書く原動力としていたKでした。

2017年1月1日日曜日

→2017

これが記念すべき400記事目です。

さて皆様、2017年なりました!
明けましておめでとうございます。
2017年が皆様にとって、好い年になりますように。



 (人´∀`).☆.。.:*・゚



恒例の?2016年振り返りをしないまま、気がついたら年が明けてしまいました。

・・・否、気がついたら、は嘘です。
紅白見たりとかジルベスター見て、そろそろ年明けるわ、って自覚ありました。
なんなら30日ぐらいから、いやもっと前から外では門松が飾られていたりして、そうか2016年終わるのか、って思ってました。

本当は、ちょっと、終わってほしくなかった。
やり残したことがたくさんあった。

伝わらなかったありがとうも、ごめんなさいも、なんかいろいろあったはずで。

それらを何とかしてから、新年迎えたかった。


書きたかったのに書きそびれたことも沢山。
卒業してもやっぱりお声がかかるかどうかっていうのはわからなかったけれど、それでも何とか生きてこれたのは、私を必要としてくれる人がいるからで。
仕事でも私生活でもそうですね。

年が始まった時は全く予想してなかった激動ぶりを見せた2016年。
その渦中に飲み込まれたりあがいたりする中で、もみくちゃになりながらもリセットして新年を迎えた感じです。


2016年は、どんな年になるんだろうと思ったら、ここまで連れてってくれた。

2017年の私は、未来の自分にどんなバトンを渡せるんだろう。渡したいんだろう。


とりあえず、2016年にやり残したことは、きちんと2017年でかえしていきます。

また、今年は仕事始めが5日なので、それまでは久しぶりにゆっくりとした時間を過ごせそうです。
それにしてもこんな何もしない年始を迎えるの、いつぶりだろう。
(去年までは年末年始はガツンとバイトしてました)


今年は、軽さを心がけて、ひょうひょうと生きたいと思います。
軽率はアカンけどな。笑


例年よりは短めですが、新年のご挨拶として。


それでは、2017年も私Keiと、SAXOFOCUS!!を宜しくお願いします!


2017年 元旦
Kei.K

2016年11月28日月曜日

1年越しで。〜サクオケ定期終了(2015年の話)

そろそろ12月が目前に迫り、今年の流行語大賞や今年の漢字が続々と決定していくと思うとなんていうか吃驚を本当に隠しきれません。

今年のテンポはもはやPresto(速い(ざっくり))。
メトロノームKです。ってそれ規則正しいな。


ここ7-8年ぐらいは毎年同じくらいの早さで終わっていたのに...(そう、まさにメトロノーム☆)
ま、それだけ楽しかったってことにしましょ。だって楽しい時間ってあっという間に過ぎるじゃないですか。そういうことですかねえ。


さてさて。11月末ということで。
去年は大学でサークル活動としてやっていたサクソフォンオーケストラの定期演奏会を終え、演奏会実習を控えていた頃だったので、非常にバタバタしていました。
それで後日公開しようと思って書いていたものの公開時期を若干逃し、気がついたら1年が経過、そして昨日後輩たちが無事公演を終えたようです。

通常、下書きに入れていてその期間があまりにも長いと削除してしまうのですが、1年せっかく取っておいたので(汗)、去年の自分はこうだったな、というのを振り返りたいという半ば自己満足的なところと、お疲れ様みんな!で、現役の時の私はこんなこと考えてたよ、っていうこっ恥ずかしさを含みつつ労う意味で(絶対ウソ)、公開したいと思います。



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以前よりSNSでお知らせしてましたサクオケの定期が終わりました。

4年ってことでこれが最後のサックスオーケストラ。
そう思って今回取り組んできてみて、それなりに出来ることはやったつもり。勿論、もっと出来たことあっただろうけれど、それは門下でまた活かすとして。
いろいろ鑑みるとやっぱ何やかんやベストを尽くせたと思います。

自分自身団体で戯れるのあんまり好きじゃないんですけど、なんだかんだチームで仕事をする、チームで戦うのって嫌いじゃないんですよね。ーていうのを、再確認した気がします。いい機会でした。



一部の人には言ったことで重複しちゃうけど、自分のブログだから多少青臭くとも好きなだけ書くことにします。
大丈夫、facebookで(私の友人周辺で)バズらなければ後輩だって見ないでしょ。笑

といいつつ、どちらかというと先輩から後輩へ、的な超内輪な感じになります。ご了承くださいまし!



今年、最初に決めたプログラムから一回まるっと変更したんですね。
1曲を残してそれ以外総取っ替え状態だったので、後輩からしたら「なんだこの決断力ゼロな上級生は」とか思われたかな―wとか思ってましたけど、結果的にはロシアからフランスへ、というコンセプトが見えるプログラムになったし、個人的には前のプログラムで「えー」とか言ってたので、嬉しかったんです。
振り回したことには申し訳なく思ってるんですけど、曲目が変わったことそのものには罪悪感感じてなくてすいませんw


でも別に2ヶ月あるなら大丈夫だろって思ったんですが、直前までヒヤヒヤでしたw まあまあ大変でしたね。
しかしだ、敢えて言うよ。

お前ら、音大生だろう。
出来るんだからもちょっとがんばれや。


それは、何もべつに譜面に並んでいる音を正確に並べられるという意味で、っていうのもそうだけど、自分は全体を見てどういう事をしているのか、とか誰と一緒か、とか、(オケものだったら)オケの何の楽器なのか、とか・・・。
むしろ、そうやってちゃんと取り組むことに、"愉しさ"ってあるんですよ。


先日、このネットの記事を読んで思ったんです。
たのしさ、っていろいろあるじゃないですか。
お金出して楽しいこと、いっぱい出来るじゃないですか。ドコドコへ遊びに行く、誰々とご飯食べに行く、ディズニーランドに行く、etc...


多分、サクオケは楽しくない。


辛いこととか、苦しいこと、結構あると思う。


私の周りは結構追い込まれている子とかもいて(私は正確には「追い込んじゃう子」だと思ってる)、それを見ていてあまり何も出来ずちょっと歯がゆかった。

特に1年生なんかは右も左もわかるかどうかって感じなのに椅子とか譜面台を練習の度に用意したりとか、大変だったと思う。
そう思って、ちょっとだけ仕事手伝ったりもしてたんです。
とはいえ、それは裏を返せば人の仕事奪ってるわけだし、自分の仕事(今回は吹くこと、勉強すること)に集中出来るようにってことでそういうシステムにもなってるのだからと思ったんですけど。

仕事って与えられているうちは楽しくないよ。
何でこの仕事やるのかっていう理由が自分で見つけられたら、やり甲斐も楽しさも生まれるよ。

まあ押し付けたくなかったんで、黙って手伝ってましたけどw
それに、そーやって私がやってたら「いや、やりますからッッ!!!(必死)」て来てくれる子がいたりして、その子としゃべったりも出来るじゃん。という、完全なる後付戦法です。
しゃべりかけてくれた子、率先して準備をしてくれた子、みんなありがとう。


2年生はもうちょっと吹きたかったかもしれない。
あまり出番を与えられなかった人、これは完全にゴメンナサイ、しか言えないな。乗り番は先輩たちが決めちゃうので。
ただ、ひとつだけ。
サクオケだけが世界じゃないし溜まらないでほしいけれど、ただ、その与えられた役をきちんと全うすること、ちゃんと勉強・練習している姿勢は、こういう学校という長期的に関係性を持つ環境だからこそ見ている人は見ています。
だから、些細な事も疎かにしなければ、その後に繋がると思います。そこから仕事が来るかもしれない。頼られるかもしれない。そこから世界が広がることもある。

チャンスって「チャンスでーす☆」ってわかりやすい顔して来るもんじゃないので(勿論そういうのもあるだろうけど)、その時が来るまでに何をするか。
そういうところを大事にして欲しいですね。
とはいえ、それこそちゃんと仕事を先輩から習いながらやってくれてたのを見てたので、そっちで忙しかったかもね。おかげで私はいろんな運営に関してはノータッチでした。ありがとう。


3年生が一番気遣いとか実は大変だったかもねー!w
それこそ全体の運営を統括してくれるのはこの学年だったので、本当にお世話になったのがこの学年です。
彼らは彼らなりに3年間ウチの学年を見てるわけで、そうすると「あーすればいいのに」「こうすればいいのに」ってあったと思います。
私なんかは言ってくれよ!なーんて思いますけど、言えないよね―w
他にもやりたいこととかきっとあっただろうに、結構時間拘束されますから、何かを犠牲にした部分も多かったでしょう。
ーという意味では、実はこの学年が一番ジレンマが溜まるのかもしれない。

ただ、嬉しいことがあって。
いつも文化祭前にプレイベントと称すライブを土日とかにやってたりするんですけど、今年のそれとか文化祭で3年生が結構活躍してたんですね。(いや、みんなかな?)
たまたまいくつか3年生たちがやっているステージを見て、なんか頼もしかった。ついでに楽しそうでした。

だから、多分来年みんななら大丈夫だろうなあと思ってます。

本当に大丈夫かだいじょばないかはこの後のみんなにかかってるんですけど...笑

今年やきもきしたことは来年ぶつけて下さい。
そして来年頑張るのはYouたちです。
強烈なリーダーシップを発揮するんでもいい、真ん中に立って下級生達を促す系でも良い。ちなみに私は今年、できるだけ楽しいものになるといいなと思った結果、後輩を甘やかす系で終始しました。勧めない!!!!w
勉強して、いっぱい悩んで、叱咤してされて。そんなこと出来るの今のうちだけだから!!
最後の1年悔いのないように向き合って下さい。なーんてな!(おい)
本当にお世話になった、ありがとう!



そして同級生。4年生ね!
・・・振れ幅がすごいからなあ・・・笑

自分で追い込んじゃう子はすごい追い込んじゃうし、
直前までスイッチ入れない奴は極端に入れないし、
実習とかもあったから、忙しいのにいろいろ重い?パート振られて大変な子もいたし、
不安だ〜とか言いながらも自分のやることをちゃんとやっている子もいたし。


・・・先生方、大変だったんじゃないかなあ、なんてイマサラナガラに思います。
どうやったらこの子たちに火がつくんだろう、いや、つかぬなら、つくまでまとう、ホトトギス状態だったんじゃないかなあなんて思います。
・・・すいません。笑(わらい、じゃねーよ!)

付かぬなら、殺してしまえ、ホトトギスじゃなくてよかったねw



それでも、やっぱり卒業したらこんな機会もないし。
サクオケがなければ、あれだけ昭和には素晴らしい先生たちが多く在籍されているのに関わることなく卒業してしまうところでした。
それはヒッジョーに勿体無い!

それに日本くらいですよ、こんなサックス吹きが100人ぐらいとか集まって、しかも継続的に活動をしてコンサートをするの、って。
フェスティバルとか1回だけの、とかはありますけど、合宿してーとかそんなことはしないわけで。(それがあったらあったで面白そうだけど。笑)
何ヶ月という長いスパンをかけてひとつの演奏会を作り上げる、って、この後なかなかないことでもありますし。体験として、渦中にいるとわっからないと思いますがそれなりに貴重であります。
あとはこれだけ多くの人数が関わるから、ここで音楽面を立ち行かせるためのネゴ(交渉術)みたいなのも、しようとおもえば勉強出来る。

なので私は、結局積極的にいろんなふうに捉える角度を変えながら得られるものを得て、でもそれなりに四苦八苦しながらエンジョイしていた感じです。


もし、万一?、この記事をごらんのアナタが受験生あるいは今ウチの大学の生徒の親御さんであったなら。
結構、心配だと思います。
そんな苦しい思いをしてまでこの子はなにをやっているのだろうと思われるかもしれません。
人によっては過酷。楽しんでやれる子にとってはとてもやり甲斐があると思います。

相当やばそうだ、と思ったら手を差し伸べてほしいのですが、多くを学べる良い機会という意味では、是非見守ってほしいです。
そして、公演を見に来てもらえたら、とっても嬉しいです。


もし万一?、受験をお考えの方あるいはもう入学が決まっている方がいましたら。
最初は大変だと思います。
でもそこで何が出来るか、とかそれ以外の時間をいかに使うか。
いろんなことを、考え方によっては得られると思います。そう、考え方によっては。

固定観念を捨てろ、とはいいません。
むしろなかなか人間固定観念持っちゃってるな、ということすら気が付かないのが常です。
ですから是非ドボン!と入ってみて、あ〜凝り固まってるなと分かればまずは十分。そこから視野を拡げていろんなふうに捉えられるように、柔軟に、いいように使って成長する場にしてほしいと思いました。やってみて。
それに人数がそれだけたくさんいるので、一つのコミュニティでダメでも他の人達のコミュニティがたくさんあります。ある意味逃げ場もたくさんあるので、やはり良いように使ってみて下さい。


長くなりましたが、聞きに来てくださった皆様、そして関わってくださった皆様、ありがとうございました!
そしてお疲れ様でした!

サクオケ 有門のみんなで!


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※2015年の話です。

この時の3年生が昨日、4年生として最後のサクオケの演奏会を終えたのですが、どうだったんだろうな〜。
やり切った!て思うのか、こういう感じで言いたいことたくさん!な感じで終わったのか。

それもまた、青春だなあなんて思いながら、私はひとり盆地で吹いているのでした。


ということで盆地のサクソフォニストKでした。また明日!